骨折や靭帯断裂は身体所見に加えレントゲン、CT、MRIなどで
診断されています。しかしすぐにCT、MRIというわけにもいきません。
コストや時間の問題の他CTには被爆の問題もあります。
そこでちょっとエコーですね。ポンと当てればすぐにわかることも多いです。
足を捻った患者さんです。
じっと見てもよくわかりませんしかしエコーを当てると
あまり認識されてこなかった中足立方靭帯の断裂でした。
次も足を捻った患者さんです。
痛いところが接線でうつるように工夫してレントゲンを撮りました。
しかしわかりませんね。エコーでは
立方骨裂離骨折でした。
そのほかにもいろいろあります。
大腿骨頸部骨折でもレントゲンでわかりにくい方も見えます。
しかしエコーでは骨頭の上に血腫が見えます。確信が持てますね。
そのほかにもいろいろな活用方法があります。
身体所見で想像出来たらまずエコーその次にレントゲン、そしてMRI、CT
と考えるようになってきました。
何よりも手軽で被爆の心配もなく何度でも繰り返し観察できるので
医師にも患者さんにも安心できます。
可能な限りの活用を心がけてまいります。
最後までお読みいただきありがとうございました。