愛知県岡崎市 整形外科,リウマチ科,エコーガイド下筋膜リリース,筋膜性疼痛症候群(MPS), トリガーポイント

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院長のブログ

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非常によく聞く病名ですが現実には腱鞘炎では無いのにそのように自分で診断される

方も大勢いるようです。

本日は実際非常に多い指の付け根の腱鞘炎のお話です。

骨と筋肉をつなぐ組織が腱です。そしてこの腱が通るトンネルが腱鞘です。

腱鞘炎とは腱鞘が炎症を起こしたり分厚くなったりして腱のスムースな通過が

できなくなる状態です。

当初は朝方やよく使った時の痛みだけですが徐々に指がパキッという音とともに伸びる

ばね指の状態。そしてついには指が曲がらなくなったり伸びなくなってしまうことも

あります。

治療はまず使い過ぎの場合は指の使用を控える。またお薬でもある程度は改善することもあります

それでも治らない時は病院で注射や手術を行うことが多いです。

特に重症でない限り注射でもかなり効果があります。しかし同じような使い方で再発することも

稀ではありません。

当院では一回注射しても治らない方、注射しても3か月以内に再発する方、3回以上再発する方

には手術をお勧めしております。

例外的に手術でも再発することもあります。リウマチなどの炎症性疾患の方に多いようです。

診断は主に臨床症状と、身体所見から行います。

中指の場合○の位置が痛むことが多いです。

硬くぐりぐりしたしこりを触れることもあります。

超音波では腱鞘部分の腫大が見られることもあります

以下は正常の腱鞘です。

また超音波エラストグラフィーで腱が青く描出されるのも特徴とされています

下図はほぼ正常ですので腱は緑色を示しています。

他にもドプラーで炎症の評価も行います。

安静やお薬で改善しない場合注射も行います

注射において必ずしもエコーは必要ありませんが薬液注入後の状態を把握し

薬液が広がったことを確認することは注射では治らないのかどうかの判断で

重要です。上図はエコーを使った時の動画です。重症で腱鞘が厚くまた指が

思うように伸びない方の場合は注入が困難な場合もありエコーが有効と思われます。

注入後は腱の周りに薬液が入ったことがわかります。

注射だけで完治するとは限りませんし注射しなくても治ることもあります。

お一人ずつ状態をよく観察してから治療方法をご提案いたします。

腱鞘炎でお困りに方はお気軽にお問い合わせください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

坐骨神経痛の原因は多岐にわたります。

代表的な椎間板ヘルニアや比較的有名な梨状筋症候群そして坐骨神経の走行に

多くの障害となりうる場所がその原因となりえます。

本日はこの中で梨状筋症候群についてのお話です。

定型的にはお尻にある梨状筋が坐骨神経を圧迫し殿部のみならず

大腿後面から下腿にかけての痛み、しびれなどが出てきます。

長時間の坐位や自転車に乗ったりすると発生しやすいともいわれます。

ご覧の通り坐骨神経は梨状筋の下をかいくぐり殿筋の中を曲がりくねって

走行しています。いかにも障害が起こりやすい場所です。

殿部の痛みは大殿筋/梨状筋の癒着や滑走性の低下も関係ありそうです。

そして梨状筋の下を走る坐骨神経も障害されることがあります。

しびれは椎間板ヘルニアと異なり殿部から大腿後面が強く足先にはあまりない

ことが多いようです。しかし下肢挙上テストではヘルニアと区別がつかないことも

まれではありません。レントゲン、MRIのみでは診断困難な時もあり詳細な理学所見

も重視します。

超音波ガイド下梨状筋ブロック、坐骨神経ブロックが診断そして治療に有効なことも

あります。

以下超音波画像

大殿筋/梨状筋 梨状筋内 梨状筋/坐骨神経のリリースです。

数多くの坐骨神経痛の診断、そして治療の一助となる重要な手技と思われます。

ヘルニアでもないけれど長期間の殿部痛、坐骨神経痛に悩まれる方は

お気軽にご相談ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

テニス肘は多くの方が聞き覚えのある病気です。

成人人口の1~3%が大なり小なりこの痛みに悩まされているとの

報告もあります。

このあたりが痛いところです。物を持ち上げたり、タオルを絞ったりふたを開けたり

このような動作で痛みが誘発されます。必ずしもテニスをする人だけの病気ではありません

この部位には手首や指を反らす筋肉が集中しています。

使い過ぎや、筋肉の硬い人がかかりやすいともいわれています。

治療法は保存療法と手術療法の2種類があります。

保存療法についてお話します。

大事なことは指、手首に強い負担をかけ過ぎないこと。そして主に前腕部の筋肉の

柔軟性を獲得するため適切なストレッチを行うこと。前腕のマッサージが有効なこともあります。

どうしても痛む人は専用のサポーターも効果があるようです。

強い痛みで生活に支障のある方には局所注射の選択もありますが、再発もあり得ますので

十分なストレッチなどを行っても効果の無い方限定で注射を行っています。

エコーで詳細に観察しますと慢性で痛みの強い方は腱に部分断裂や炎症を認めることも

よくあります。

下の方は部分断裂で腱の中に水腫を認めます。

次の方はかなりひどい断裂を認めました。

断裂した腱がとぐろを巻いたように見えます。

「レスキュー」として注射することもあります。

 

強い痛みはかなり治まりますがいずれにせよ痛んだ腱は正常にはなりません。

しっかりと前腕の筋肉のケアを行いましょう。

当院では注射は少なくとも1月以上の間隔で計3回までを基本としております

それでも痛みのある方は基幹病院での手術も選択肢です。

お困りの方は気軽にご相談ください。

最近PRP(多血小板血漿)注射の効果が検討されているようです。

最後までお読みくださいましてありがとうございました。

 

 

 

 

膝関節の痛みは多くの人が悩まされています。多くの病院でお薬、運動療法

体重コントロールなどが標準治療となっていますね。痛みが強い人には装具を

処方する医師もいらっしゃいます。そしてかなり前より膝関節内へのヒアルロン酸

注射も数多く行われています。

1クール5回とする病院が多いようです。

しかし効果のある人もいれば全く無効な人もいますね。

これはどういう理由でしょうか?

いろいろな理由づけもなされています。

1.年々減少するヒアルロン酸を外部から補う。

2.軟骨の滑りをよくして摩耗を防ぐ

3.関節のクッションの役割

しかし5回注射するだけで長らくヒアルロン酸が補充できるのでしょうか?

摩耗の進行を防ぐとすぐに痛みが取れるのでしょうか?

50kg前後の体重を支える膝関節です。ちょっとヒアルロン酸を入れただけで

クッションがよくなるのでしょうか?

個人的な意見としてのお話ですが私はいずれも信じていません。

しかし現実的には改善する方もいらっしゃいます。

どういう方に効果があるのか検討してみました。まず膝痛の方で内側に

圧痛がある方は多いです。それは関節内ではなく半月板近くの靭帯などに発痛源があり

直接この部位に注射するとよくなることもわかっています。ませぎ整形外科ホームページの

トップ画面膝内側の痛みでご紹介しました。

ところが関節内に注射すると注入液が半月板の隙間からしみだして靭帯の中に広範囲に

薬液が広がる方もいらっしゃいます。

実はこのような人は関節内注射が有効であることが多く、中には注射直後より劇的に

改善する方も見えます。逆に半月板の隙間が少なく注入液がしみださない人は効果が

少ないように思います。

膝関節外側から関節内に注射して内側からエコーで観察しました。

有効な方の膝内側靭帯注射前のエコー画像

そして注射後

靭帯周辺に注入液が広がっています。実はここが痛みの発生源のことが多いのです。

ハイドロリリースが上手くいった時もこのようになります。

次に効果のなさそうな方のエコー画像です。

微小な半月板水平断裂はありますが半月板、靭帯、骨の隙間が密で注入液が染み出すことは

あまり期待できません。

個人的見解ではありますがヒアルロン酸をはじめ関節内注射の有効な方は

注射液が半月板外まで広がった方が多い印象です。

当院では細かい圧痛点の検索、そしてエコー所見も加えて関節内注射の有効性を

事前に検討してから関節内注射を行っています。

まだ完全ではありませんが有効性の確率をなるべく上げるように努力しております。

膝痛でお困りの方はお気軽にご相談ください。

ここまで長文に付き合っていただいてありがとうございました。

下肢の痛みはとても多い症状です、ふくらはぎや大腿部などいろいろあります

この中で本日は大腿部中央や外側の痛みについてお話します。

頻度は比較的多いです。

 

痛み方は色々です。歩く時に痛い。じっとしていてもずきずきする。

時には激しい痛みが持続することもあります。

原因は大腿神経、外側大腿皮神経などの末梢神経由来、たまに腰椎由来のこともあります

これらの鑑別のため腰椎の形状、骨格、柔軟性そして狭窄症やヘルニアも一応考えますが

頻度は低いです。

次に末梢神経(大腿神経や外側大腿皮神経)の特徴的な圧痛ポイントを調べます。

これらがすべて陰性の場合頻度の最も多い筋膜性疼痛を強く疑います。

腸脛靭帯、外側広筋、大腿直筋などの関与が多いですね。

痛みの強い人のエコー画像を見てみます

この方は厚い筋膜が観察されました。

この痛みは自然に治まることもありますが、鎮痛剤やマッサージは無効なことも多い

強い痛みにはハイドロリリースが効果的と考えています。

 

ズキズキっとする痛みも古来から言われているような神経痛、神経障害性疼痛では

ないことがとても多い。そしてファシアの異常が本質かもしれません。

お困りの方も大勢いらっしゃると思われます。

当院にて診断、治療をご希望される方はお気軽にお問い合わせください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

肩の痛みは頻度も多く十把ひとからげにはかたずけられません。

激しい痛みで眠れない人から少し可動域が障害され手が上に届きにくい程度の方

そして今回お話しするのは可動域制限はそれほどでもないが着替える時痛みで

支障がある。そして悪いほうを下にして寝るとじんじんするなどの症状の方です。

以前にもお話した棘下筋の障害が考えられます。

肩の後ろのほうに圧痛があることが多いです。

肩甲骨の背側から出てくる大きな筋肉です。

痛むポイントは肩の前方にも及ぶこともありますが今回は後方(背中側)です。

その中でも肩甲骨/上腕骨の関節面ともう一つ肩甲骨やや外側にも圧痛があることが

あります。

エコーで観察しますと下図のようになります。

疼痛の解除にリリースが有効なことが多いですが関節面のみならず肩甲骨面にもリリースすると

より有効かと思われます。

今回は棘上筋/肩甲骨 そして三角筋/棘上筋間もリリースを行い好結果を

得ることができました。しかし効果において個人差も大きいことも申し添えます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

今年も皆様には大変お世話になりました。

1年振り返りますと改善すべきことが多く

2020年の課題として取り組んでまいります。

年末の台湾です。

雨の九フンです。傘を差した大量の観光客が押し寄せていました。

千と千尋の舞台かも?

中華料理の王道

そして次は故宮博物館の展示物です。

とても想像はできませんでしたが脈をとるための台座です。

とても豪華ですね。

2020年もよろしくお願いいたします。

腰痛は原因が様々です。椎間板ヘルニア、骨折、腫瘍転位、感染などの

重篤なものやいわゆる筋筋膜性腰痛といわれるレントゲンやMRIでは

異常の認められないものの曲げたり伸ばしたりそしてひねったりすると

痛む腰痛もとても多いですね。

その中で本日はひねったり、横に曲げたりすると痛むものそして痛みが

中央寄りでなくやや外側(5~6cm)にあることが多い腰痛を紹介

いたします。

当然ながら十分身体所見を観察し場合によりレントゲンそして時にはMRI

も参考にし重篤な病態ではないものの痛みが続く方が治療の対象です。

上の図のように真ん中から少し外側です。

この部分をエコーで見てみます。

運動療法、ストレッチ、生活習慣改善などで十分改善しないあるいは

痛みが強く日常生活に支障がある方にはエコーガイド下ファシアリリース

(筋膜リリース注射)が有効なことがあります。

 

この部位は腸肋筋、大腰筋、腰方形筋など発痛源となる筋肉も多く

診断が難しいこともありますがかなり有効なことも多く疼痛の激しい方

そして長期にわたり苦しんでおられる方ぜひご相談ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

古来より(江戸時代から?)加齢とともに肩関節が痛みで

動かしにくくなる状態を四十肩、五十肩と言われてきました。

しかしこの呼称には反対する意見も多いです。

なぜならば原因が多岐にわたり、変形性関節症、リウマチなどの炎症性

関節炎、腱板断裂、高度に関節包が癒着した癒着性関節包炎など様々です。

しかし多くの場合腱板損傷は軽度また激しい拘縮に至っていない時期に

病院に受診される方が多いと思われます。

この場合はエコー下ハイドロリリースが有効なこともままあります。

炎症を伴えばステロイド剤も必要となることもあります。

また肩峰下滑液包への注入にはヒアルロン酸もしばしば有効です。

今回は肩内側の痛み主に肩甲下筋/三角筋の癒着、烏口上腕靭帯の

滑走性低下に効果のあるハイドロリリースをご紹介します。

この手技はかなり普及しています。

このあたりが痛くなります。

この部分をエコーで観察します

上腕骨頭が変形しているのがわかります。

そしてここをリリースします。

次の方も同じです。

同じようにリリースします。

このような手技でかなり良くなる方も見えます。

ただ長時間経過した凍結肩はかなり難しいのが現状です。

肩の痛み動きの悪さを自覚されたならばなるべく早期に

受診をされたほうがいいでしょう。

今回は肩のハイドロリリースの一つを紹介させていただきました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

本日は坐骨神経痛も引き起こす椎間板ヘルニア以外で代表的な

梨状筋症候群についてお話します。

坐骨神経痛はお尻から太もも、ふくらはぎの痛み、しびれをもたらす

厄介な痛みです。

この中でお尻の梨状筋という筋肉で圧迫され症状を出すものが

梨状筋症候群です。

実際には圧迫だけではなく癒着などが大きく関与します。

日本脊髄外科学会の図です

なるほど坐骨神経が圧迫されやすい場所ですね。

診断は上記の坐骨神経痛のほか長時間の座位などでお尻に負担がかかると

悪化することやコリコリ触れる梨状筋に圧痛があること、運動負荷にて

同じ痛みが再現することなどを参考にし、レントゲン、MRIなどで

椎間板ヘルニアの可能性が低いことが重要です。

治療は鎮痛剤や梨状筋ストレッチが有効なことが多いです。

しかし中には難治性であったり強い痛みで日常生活に支障が出る

場合もあります。

エコーガイド下筋膜リリース(ハイドロリリース)が有効なこともあります。

梨状筋と坐骨神経の癒着や大殿筋/梨状筋の癒着、この近くを走る

上殿神経などを観察します。

そしてこれらの間を液性リリースします。

この疾患では有効なことが多く強い痛みや難治性でお困りの方は

試してみる価値は十分あります。

ただ椎間板ヘルニアなどの他の坐骨神経痛誘発疾患の除外が

とても重要です。

最後までお読みいただきありがとうございました。