愛知県岡崎市 整形外科,リウマチ科,エコーガイド下筋膜リリース,筋膜性疼痛症候群(MPS), トリガーポイント

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院長のブログ

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突然膝が伸びなくなり 無理に伸ばそうとすると激痛。

このような症状を膝ロッキングというようです。原因は様々

若年者では半月板断裂、膝蓋骨亜脱臼、関節内腫瘍などの報告があり

また高齢者では関節ネズミ(関節内遊離体)の報告もあります。このほかに

膝の伸展制限や軽い引っ掛かり感を伴うものに変性半月板や骨棘(変形した

骨のとげ)に変性し線維化した脂肪体が癒着して症状が出る方もいます。

膝関節手術後の患者さんやいわゆる変形性膝関節症のご高齢の患者さんが多い

様です。膝を曲げる時半月板は側副靭帯の部分ではあまり動きませんがやや前方に

おいては半月板の引き込みはとても大きいのです。このため脂肪体はスムースに

動かないと関節の屈伸に影響すると思われます

まずは脱臼半月板と変性脂肪体

半月板と脂肪体の境界は不明ですが半月板が脱臼傾向なのはわかります

次はほぼ正常の半月板/脂肪体 これも関節内側前方です

ずいぶん違いますね。

次に膝屈曲に伴う半月板の引き込み(正常)靭帯下部分はあまり動きません

次はやや前方での半月板の引き込みです

半月板はこのように部位によって膝屈曲による引き込みがずいぶん異なります。

変性した脂肪体が膝の屈曲 伸展を阻害する可能性も十分あるでしょう

癒着した半月板/脂肪体のリリースがロッキングの改善、可動域の改善に寄与する

ことも実際確認できることもあります。

以下リリースですが滑液包にも薬液が広がっています。

滑液包は緩い組織ですのでどうしても薬液が広がります。

ロッキングの原因はこれだけではありません。一つの原因にすぎませんが

膝痛、可動域制限にもしばしば有効です。

また理論上マッサージや理学療法では困難な手技でもあります。

膝痛にお困りの方お気軽にご相談ください。

日進月歩の超音波診療に遅れないようにご提案したいと思っております。

最後までお読みくださいましてありがとうございました。

 

 

 

踵の後ろやふくらはぎの下が痛い、つま先などで痛い、動き出しで痛い

そして運動の後アキレス腱が痛むなどの症状はアキレス腱炎である

可能性が高いですね。

 

アキレス腱付着部よりややふくらはぎよりの部分でアキレス腱をつかむと

痛かったり太くなったりしていることもあります。

ジャンプなどのスポーツをよく行う人に限らず中年以降では特に原因の

はっきりしない方もいらっしゃいます。

診断は割と簡単です。特徴的な症状、身体所見、そしてエコーを使えば

簡単ですね。

下はアキレス腱炎で肥厚し血流を認めるアキレス腱です。

下は反対の健側のアキレス腱です。

そして治療はまずはリハビリでふくらはぎや足底の筋肉、腱の柔軟性を高める

またヒールカップなどで少し踵を持ち上げアキレス腱の負荷を減らすなどの

治療をお勧めします。しかし痛みがいつまでたっても減らない方は痛みをとるため

注射や体外衝撃波が考えられています。注射では何を使うのでしょうか?

ステロイドは腱が弱くなり断裂の可能性もありますのでお勧めしません。

体外衝撃波も腱に傷をつけるということですので断裂の可能性があり

お勧めしません。

先ほどの動画で紹介したように繰り返しの負荷で血管が増えてしまい

炎症が起こっているのです。

当院では行っておりませんがもやもや血管の閉塞術(保険適応外)

もあります。

当院では余分に増えた血管をアキレス腱と脂肪体の間で遮断する

注射を生理食塩水、ヒアルロン酸などを使って行っております。

下は実際のリリース動画です。

エコー下になるべく正確に脂肪体とアキレス腱をリリースし

余分な血管を遮断します。

まずは生理食塩水でブロック効果のある方はヒアルロン酸のほうが

効果が高いようですので後日追加します。

これも一つの方法と思っておりますが確実ではなく

今後の課題でもあります。

アキレス腱炎でお困りの方はお気軽にご相談ください。

最後までお読みくださいましてありがとうございました。

 

 

肩甲骨周囲の痛みはとても多いと思います。

その中で肩甲骨中央よりやや外側に圧痛を伴い臥床にて圧迫されると

痛みが出たり肩関節の運動制限も来す棘下筋に焦点を当てます。

棘下筋は肩甲骨背面から起こり上腕骨大結節に停止する腱板筋の一つです。

このあたりに痛みがあります

関節のやや内側に血管 神経 脂肪体がエコーにて観察されます。

ここが疼痛ポイントになります。

そしてこの部位のリリース

リリース後には動脈の変位が認められます

他の症例も見てみましょう

リリース前

リリース後

正確に脂肪体をリリースすると直後に疼痛の改善 場合によっては肩可動域の

改善を得ることがあります。

簡単な手技ですので肩関節後方肩甲骨当たりの痛みがある方ぜひご相談ください。

そしてどうしても可動域制限や強い痛みから解放されない方はサイレント マニピュレーション

もご提案させていただきます。お気軽にご相談ください。

仙骨硬膜外ブロックは多くの施設で施行されており一定の効果が得られています。

適応は腰部脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、慢性的な坐骨神経痛と言われています。

もちろんすべての患者さんに有効ではありません。特に初回は効果が簡単には予測

できないこともあります。

方法は仙骨下端の仙骨裂孔から針を刺入し薬液を注入します。

10年ほど前から超音波ガイド下のブロックが報告されています。

しかしこの部位は体格に個人差が大きいためエコーの弱点でもある脂肪減衰

が起きます。非常によく見える方もいれば識別の困難な方もいらっしゃいます。

脂肪減衰の比較的大きな方のエコー画像

プローブを長軸方向に変え針を刺入します。針は何とか確認できますね。

次は脂肪減衰の少ない方です

針先の確認が容易です。

従来のランドマーク法(触診、視診)と比較し成功の確率が高いと言われています。

ただまれに仙骨裂孔(針を刺入する孔)が無い方や脂肪指織の相当厚い方は

困難なこともあります。

有効性もそれなりに高いので当院ではなるべく正確に刺入するためエコー下で

行っております。腰下肢痛の治療法の一つですが万能ではありません。

皆様の痛みを軽減すべく対応していきます。

最後までお読みくださいましてありがとうございました。

 

 

 

 

手がしびれる、だるい。手を上に挙げているとすぐにつらくなり

場合によってしびれが出てくる。こんな症状は珍しくありません。

そして悪化するにつれ首や肩の凝り、首を回しにくくなる。

長い間首凝りが治らない。常時手がしびれる。

こんな症状を出してくる胸郭出口症候群という病気があります。

軽症の方を含めればかなり多いのではないでしょうか?

原因は頚肋と言われる先天的な骨の異常、鎖骨や肋骨

の変形などと斜角筋、鎖骨下筋、小胸筋といった筋肉による神経、血管の

圧迫によることもあります。姿勢の問題、筋肉の硬さが原因の場合リハビリ

が有効なこともあります。症状が強い時、また原因を確認するために

エコー下ハイドロリリースが有効なこともあります。

このあたりに痛みがあることが多いです。

本日はその中で小胸筋という筋肉で圧迫されて起きるものを見ていきます。

小胸筋の下で血管神経が圧迫されます。

神経の上に横走しているのが小胸筋です。

小胸筋と神経血管をリリースします。

完治するのではありませんが程度に差はあれ改善することも多く診断の一助となります。

巻き肩の方も多く運動療法、リハビリが有効となります。

その他の胸郭出口症候群も鎖骨下筋や斜角筋間のハイドロリリースがしばしば有効です。

上肢のしびれ、だるさ 慢性の首こり、肩こりが重複する場合この病気が考えられます。

もちろんその他の身体所見やレントゲン、MRIも診断に必要となります。

こんな症状にお困りの方気軽にご相談ください。

最後までお読みくださいましてありがとうございました。

 

外側大腿皮神経痛とも呼ばれています。そんなに多くはありませんが

太ももの外側前方のしびれや痛みを出してくる病気です。

痛みやしびれは太ももの外側から膝蓋骨の上あたりまで広がることもあります。

内側を走行する大腿神経、外側を走行する腸骨下腹神経の障害は鑑別を要します。

立位の持続で症状が出たりコルセットの長時間装着で症状が出る方もいます。

神経は靭帯、筋肉に複雑に囲まれています。これらの筋肉が硬くなったり膨隆したりしても

症状は出てきます。

股関節の内転筋の硬さ、骨盤の傾きの異常など様々な原因が考えられます。

これらの原因を是正しても症状が持続する場合エコー下ハイドロリリースが有効な場合も

あります。

下面の大腿筋膜張筋と上面の鼠径靭帯に挟まれ癒着した症例

筋肉、靭帯に埋没してエコーでも見つけるのが難しいこともありますが

頑張って探せば必ずあります。

分かりにくい外側大腿皮神経 リリース前

リリース後ははっきり見えます

大腿筋膜張筋と縫工筋の間で神経周囲ののファシアの重積像

リリースすると神経が浮かび上がります。

原因となる筋 骨格の異常 生活習慣の是正はとても重要ですが症状を素早く取るため

当院ではこのようなハイドロリリースを実践しております。

お困りの方はお気軽にご相談ください。

最後までお読みくださいましてありがとうございました。

膝痛はかなり複雑です。骨や半月板、靭帯、神経 筋肉、腱など様々な組織が

関与しています。

時には腰や鼠径部などの病変の関連痛のこともありますね。

身体所見を中心に見当をつけレントゲン エコー所見、場合によってはMRIやCTも

診断に必要なこともあります。

この部分は内側ハムストリング(半膜様筋、半腱様筋)が走行しており薄筋や縫工筋も

鵞足の構成要素として伴奏しています。脛骨の周りを滑走するため摩擦が起きやすく

局所に水がたまった状態(滑液包炎)になりやすとされます。

もちろん関節内のヒアルロン酸注射は無効です。

エコー所見では滑液包炎が見えることもあります。

脛骨と腱の間のみならず半膜様筋と他の鵞足との間にも炎症が起こりやすいです。

滑液包炎を起こした方のエコー所見です。

次は滑液包炎はありませんが同部位の疼痛がある方のエコー所見です。

同部位のリリースが極めて有効なことがあります。ただ炎症の強い方は少量のステロイド剤も

必要となることが多いようです。

滑液包炎に対する治療

滑走性改善のための治療

これらの治療に追加し原因となっている筋力の低下、柔軟性の低下がある方は

相応の運動療法が必要となります。

最後までお読みくださいましてありがとうございました。

 

 

 

 

 

五十肩は誰もが聞いたことのある病気ですね、この病名自体は江戸時代から

あるそうです。江戸時代にも手が上がらない、後ろに手が回らないなどの

症状で困っている方がいたのでしょう。

日本整形外科学会によれば中年以降特に50歳代に多くみられます。

関節を構成する骨、靭帯、腱、筋肉などが炎症を起こし癒着や短縮にて

肩の動きが悪くなるのです。中には関節を包む袋(関節包)は癒着

してしまうと重度の可動域障害が起こり凍結肩と言われる状態に

なってしまう方も散見されます。

まずは五十肩の中でもリハビリや運動療法が効果的な時期には

注射もかなり効果的なことが多く組み合わせて治療することを

お勧めします。今までも肩峰下滑液包、烏口上腕靭帯、棘下筋

小円筋などの注射療法をお話ししました。

本日はもう少し手が上に届かないという方に一つの手段として

上腕三頭筋のリリースをご説明します。

肘を伸ばす上腕三頭筋は上腕後面についている大きな筋肉です

これが関節後方と癒着しますと肩の挙上が困難となります。

腋窩からこの筋肉をエコーで見てみましょう。

三頭筋と上腕骨頭はかなり近くにありますので癒着も起こりえます。

そしてここのリリースを行いますと効果的な方もいらっしゃいます。

もう少し挙上したいときの治療ポイントとして重要な場所です。

 

ただし挙上が70度や80度など高度の拘縮の方には施行できません。

関節包が癒着しリハビリや注射で十分な効果が出ない方もいらっしゃいます。

いわゆる凍結肩という状態の方も含まれます。

こういう方に対し当院では頸部にて肩の神経を麻酔をかけ沈静化したのち

マニピュレーションという方法にて肩の可動域を一気に改善する方法も

行っております。肩痛で苦しんでおられる方に少しでも助けになるよう

様々な治療方法を提案させていただきます。

お気軽にご相談ください。

最後までお読みくださいましてありがとうございました。

コロナもじわじわ増えてきて注意が必要です。

冬でも換気が重要なことは言うまでもありません。

当院でもダイソンホット&クールへパフィルター付き空気清浄機を

いろいろな場所に設置することにしました。ウィルス除去機能のある

へパフィルターはこの時期重要ですね。

さて朝方指が曲げにくい、そして伸ばす時ぽきっと音がする。また手のひらに痛いところがある。

このような症状が腱鞘炎の特徴です。さて腱鞘炎の重症度はどのように判定するのでしょうか?

炎症はドプラー反応で診ますが硬さを見るエラストグラフィーが意外にも重宝します。

軽症腱鞘炎

次は重症腱鞘炎

重症は腱事態が青く(硬い)そしてその上を覆っている腱鞘は広範囲に赤い(柔らかく厚い)

軽症はその逆ですね。一般に軽症腱鞘炎には通常の注射で十分効果があることが多いですが

重症の場合はエコー下に直接腱鞘内への注射でないと効果が少ないことがあります。

それでも効果がないときは手術が必要と考えます。

下は重症例で1回目の注射が効果がなかったためエコー下に注射した時のエコー画像です。

腱が一部黒く見えるのはエコーに特徴的な異方性のためで問題ありません。

ちなみにこれは万能な治療ではありません。あくまでもやや重症の方が手術治療に

至る前に行う方法であることも申し添えます。

最後までお読みくださいましてありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

足底腱膜炎は以前もご報告しましたが最近当院に受診される方も増え

もう一度説明いたします。

足底腱膜炎は足の裏にある踵と足の指の付け根まで伸びる足底腱膜が

炎症を起こし痛みを起こす病気です。足底腱膜はアーチ状になっている

足の土踏まずを支える重要な役割があります。そして足への衝撃を和らげる

クッションとしても働いています。

ここが硬くなるとうまく伸び縮みできないので腱の付着部や腱事態に

傷がつき炎症を起こしてきます。

痛みの場所は下図の1番が多いですが2番や3番もあります。

原因は強い衝撃を繰り返すスポーツ、硬い地面に衝撃吸収性の悪い

靴で長時間立っている、足のアーチが崩れている、ふくらはぎや

アキレス腱が硬い人、新しい靴に履き替えたなど多くの原因が

考えられます。

診断は症状や圧痛点の他レントゲン、超音波、MRIなどがあります。

下は正常の足底腱膜のエコー画像

足底腱膜は2~3mmです。特に左右差を見ることが重要です。

下図は強い痛みを訴える方の足底腱膜です。

このようにエコーで明瞭にわかることもありますが軽症の方ははっきりしないことも

多いようです。

治療

保存療法が一般的です。まずは固くなった足底腱膜、ふくらはぎのストレッチ

フィットしたインソール、靴の選択、お薬などが多いです。

それでも治らないときは一部の施設では衝撃波治療もありますが当院では

行っておりません。

特に痛みの強い方にはレスキューとして少量のステロイド注射の治療

もあります。確実に腱膜上あるいは腱膜下に注入するため当院では

エコーガイド下に行っています。

注射においてはなるべく脂肪織に注入しない、基本的に繰り返して行わないなどが

重要と思われます。

注射後はしばらく疼痛が改善することが多くその間に十分なストレッチ、靴の選択

生活の見直しなど行い再発を防ぐことがとても重要ですね。

最後までお読みくださいましてありがとうございました。