足がしびれるという症状はとても多いです。
脊柱管狭窄症などの腰椎由来のしびれもありますが
本日は足首、足底に原因があるしびれの紹介です。
足根管症候群として有名です。
亀田総合病院によるご説明では
1.お風呂に入るとジンジンする。
2.夜寝る時しびれがつらい。
3.砂利の上を歩いてるようだ。
このような症状が特徴です。そして「多くは」踵は
しびれない。とされています。
上の図で屈筋支帯による脛骨神経の圧迫では踵の神経
は障害されることは少ないようです。
ところが踵もしびれるあるいは踵だけがしびれる方も
いらっしゃいます。そして痛みがこのあたりにあります。
少し足底腱膜炎と似てますね。
ここでは神経が足の筋肉(拇趾外転筋と足底方形筋)の間を
走っています。
これらの筋肉が腫れたり固くなったりしますと、
バクスター神経では踵そして内側足底神経、外側足底神経
が障害されればそれぞれの支配部位がしびれます。
この部位をエコーで見てみます。
筋肉の間に神経血管が見えます。
ここより少しだけ末梢に原因があることが多いです。
筋肉の間をリリースしますとかなり改善する方も見えます。
足根管症候群は手術的治療も考えられますがバクスター神経
障害のように主に拇趾外転筋などのMPS(ファシア異常)
によるしびれはエコーガイド下治療が威力を発揮することも
ありますのでお困りの方はぜひご相談ください。
注射で強い痛みをとった後は適切な運動療法、インソールの
装着が必要となります。
最後までお読みくださいましてありがとうございました。