愛知県岡崎市 整形外科,リウマチ科,エコーガイド下筋膜リリース,筋膜性疼痛症候群(MPS), トリガーポイント

 愛知県岡崎市 整形外科,リウマチ科,エコーガイド下筋膜リリース ませぎ整形外科

五十肩の治療 - 未分類

いわゆる五十肩で夜間痛、可動域の低下による衣服の着脱や

日常生活の動作においても激痛をきたすことはままあります。

五十肩は自然に治るよという都市伝説もありますが意外に

半年以上の長期間が必要であったり

また治らない人もいらっしゃいます。

1.炎症期(夜間痛のある時期)

2.拘縮期(可動域制限による支障)

3.回復期(改善してくる時期)

症状の程度 時期を考慮して治療を行います。

変形性関節症、腱板断裂、膠原病などの炎症性疾患が鑑別に

上がります。

最も重要なものは患者さんの身体所見、そしてレントゲン

超音波は必須ですね。レントゲンで骨の変形を調べます。

そして超音波で炎症の局在や腱板断裂確認します。

しかし残念ながら超音波でわかる炎症は腱板、滑液包以外では

わからないことも多いです。特に五十肩による癒着性関節包炎

などはエコーで判別困難です。また腱板断裂も関節注射によって

初めてわかることも珍しくありません。

当院では「中等度以上」の五十肩の患者様には系統的に

治療を行っています。

早期に患者さんの痛みをとることを目的としています。

1.関節腔内(前方あるいは後方より)少量のステロイドを1回注射します。

これにより炎症が主な原因の方は大幅に改善することもあります。

2.運動療法を行っても拘縮がかなりある方には関節腔拡大のため

生理食塩水、少量の麻酔で関節腔内注射を行い関節腔の拡大と

腱板断裂の有無を確認します。

このように順調に関節腔が拡大する場合は腱板完全断裂の可能性は

低いですがもちろん腱板も直接確認します。

ピンポイントでハイドロリリースを行うこともあります。

3.まだ拘縮が取れない方はサイレントマニピュレーションを行います。

頚椎の神経ブロック下に熟練した医師が行えば問題は少ないです。

4.マニピュレーション後拘縮が再発することもあります。まずは

よくある部位のハイドロリリースを行います。

数か所必要なことがあります。

5.まれに重症でなおかつリハビリが不十分の方には再度

マニピュレーションが必要なことがあります。

すべてのステージにおいて重要なことは「適切な」

運動療法です。

以上簡単な説明ですが十分ご理解していただけますとスムースに

治療が行えます。よろしくお願いいたします。