愛知県岡崎市 整形外科,リウマチ科,エコーガイド下筋膜リリース,筋膜性疼痛症候群(MPS), トリガーポイント

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足関節捻挫の診断 - 未分類

エコーによる診断治療が今や常識となりつつある足関節靭帯の

描出を最近入手したアリエッタプロローグで行ってみました。

性能試験も兼ねます。

回外捻挫(うち返し捻挫)は頻度が多く軽症から重症まで

様々です。普段私が回外捻挫の患者さんに対しエコー描出する

部位を紹介します。お子さんの場合は腓骨骨端線も行いますが

今回は成人についての観察部位です。

 

この中で前距腓靭帯の損傷は非常に多いです。

動画にて描出法はまず距骨滑車を出します。そして遠位に

平行移動

靭帯のみならず腓骨や距骨の裂離骨折も注意深く観察します

見逃されやすいけれど後遺症を残しやすい靭帯です。

この部位は踵骨前方突起の裂離骨折が多いです。

踵腓靭帯の断裂は不安定性が強い場合があり注意が必要です。

また距踵関節の腫脹も注意すべき点ですね。

足関節外側で短腓骨筋腱が長腓骨筋腱下に潜り込みます。

この部位の損傷は疼痛が強いことも稀ではありません。

断裂(主に縦断裂)や長腓骨筋腱脱臼に注意します。

強い腫れがあったり重症例はCTやMRIも必要になります。

必要に応じて検査方法を提案しています。

捻挫といえどエコーを含めた正しい診断、評価が重要です。

上記エコー画像はすべてアリエッタプロローグ リニアプローブ

(12-2)で正常例の観察です。画像評価はとても優秀でした。

最後までお読みいただきありがとうございました。