愛知県岡崎市 整形外科,リウマチ科,エコーガイド下筋膜リリース,筋膜性疼痛症候群(MPS), トリガーポイント

 愛知県岡崎市 整形外科,リウマチ科,エコーガイド下筋膜リリース ませぎ整形外科

ふくらはぎが痛い - 未分類

題目の通り慢性的にふくらはぎが痛いと言う方は結構います。

神経、血管、筋肉、骨、関節など原因は様々です。

まずは神経症状があるか?あれば坐骨神経、脛骨神経などの原因を

腰椎レベル、臀部、大腿、膝裏などから考えます。

次に血行障害、特に動脈性のものは高齢、喫煙、糖尿病など

動脈硬化性のものを考え疑わしい場合は当院ではABIを測定器

にて計測します。まれに深部静脈血栓症もありますのでもちろん

エコーは必須です。しかし重大な疾患はないにもかかわらず

ふくらはぎに圧痛がある方もいます。いわゆる筋肉痛でしょうか?

腓腹筋ヒラメ

こんな筋肉が原因の方も現実にはいらっしゃいます。

エコーでは

腓腹筋、ヒラメ筋2変更

二つの筋肉が筋膜で隔離されています。よく肉離れが起きる

場所でもあります。以下リリース動画

 

筋肉痛だと思っていたものが腓腹筋、ヒラメ筋の筋膜痛の方も

います。このリリースで数分で痛みがなくなってしまう人もいます。

色々検査してもわからない人、治療に抵抗性の方はこのような治療が

有効なこともあります。もちろん丁寧な触診が決め手となります。

改善が得られたならば再発防止やより一層の改善のためリハビリも

必要です。

ふくらはぎの痛みが坐骨神経痛だと思われがちですが正しい診断が

適切な治療に結びつきます。

ただ色々な疾患を想定して診断しますので少しお時間、日数がかかる

事はご了承ください。

追記

エコー検査が有効でふくらはぎ痛の鑑別に上がる深部静脈血栓症、

大小伏在静脈血栓性静脈炎が重要です。

疑わしいときはまず膝窩静脈の圧迫テスト、そして静脈内の浮遊血栓

などを探します。そして伏在静脈、やヒラメ静脈などを観察する

こともあります。深部静脈血栓症のガイドラインも重要なことが

記載されています。

正常な膝窩静脈横断像です。

膝窩静脈変更

ここで圧迫して撮影すると

膝窩静脈変更圧迫

静脈はつぶれますので見えなくなります。(通常はドプラーは使いません)

細かい観察には長軸を見ることもあります。

拍動している下の血管が動脈、上が静脈です。正常の人は

このように見えます。血栓の有無を観察することができますね。

またDーダイマーは血栓を否定するために有用とされています。

最後までお読みいただきありがとうございました。