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肉離れとエコー - 未分類

肉離れはよく遭遇する筋肉の外傷です。

しかし軽傷から重症まで様々です本日は比較的多い

ふくらはぎの肉離れをご紹介します。

診断は受傷状況、たとえばダッシュしたら急に足を叩かれたような感じ

急に力が入りずらくなったなどです。

そして次は局所の状態です。好発部位に圧痛があるか?腫脹、発赤は?

これらが認められれば次はエコー検査です。早速画像です。

肉離れ変更

 

肉離れ出血変更

血腫の大きな人はこんな風に見えます。

そして大事なことは全体を見渡し損傷範囲の把握です。

このように全体を把握することが重要です。

しかし容易に出血が見つからない方もいらっしゃいますので初回に正常に

見えても後日検査で出血が確認できることもあります。このため可能性が

高ければ圧迫、挙上、アイシングが必要です。

そして数日後再び確認して障害部位の確認ができることもあります。

ふくらはぎの肉離れ以外で判断の難しい肉離れもあります。深部のもの

例えば閉鎖筋などはMRIではないとわからないこともあります。

エコーのいいところは繰り返し検査が侵襲なく行えることそして治癒過程も

把握できるので運動許容範囲やストレッチの負荷具合も判断できるということ

ではないでしょうか。

次は受傷後3週間で治りつつある方です。

肉離れ3週間

今までの方と同じように黒い血腫が見えます。さてどうしましょうか?

肉離れ3週間エラスト

ここでエラストグラフィーを使います。赤は柔らかい。青は硬いです。

すると血腫のように見えたところも結構青く描出されました。

血腫部位の瘢痕化が進みつつあり出血リスクは小さいと予想できますね。

このように最近のエコーを使った肉離れ治療はわかりやすい画像ですので

的確にリハビリの進め方もわかってくるというものです。

肉離れと言え定型的な治療に皆さん当てはまるとは限りません。

初診では大したことなくても5日後には血腫がかなりあったり、また

大きな血腫が急速に小さくなったりすることもあります。

エコー画像を参考に治療を決めていくといことが今後のトレンド

かもしれません。

最後にお一人お一人でかなり違うということを申しおきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。