以前にもご紹介したように坐骨神経痛の原因は腰椎椎間板ヘルニアだけではありません。
本日は椎間板ヘルニア、殿部での坐骨神経MPS(筋膜性疼痛)ほどではありませんが
しばしば遭遇する大腿部での坐骨神経痛のご紹介です。
長時間腰かけていると足が痛い、しびれる。車の運転後はすぐに歩けないなど
やや特殊な症状。共通点は下肢の痛み痺れが持続的、断続的にあること。
そして何より大腿部で圧痛があること(放散痛を伴えばより確実)です
早速実例です。大腿部近位(殿部のすぐ下)に圧痛があり歩行に支障があります。
歩けるが大腿から下腿にかけ痛み違和感が常時あるとのことです。
この部位をエコーで見てみますと
筋肉の間にやや高エコーの索状物が見られます。
プローブを上下すると連続性があり坐骨神経だとわかります。
ここをリリースします。
症状の改善が早期に得られましたので発痛源が推定できましたね。!(^^)!
問題点は坐骨神経の同定が難しいことです。
今回は一番上のマイクロコンベックスで観察しました。
このほかにも高周波コンベックスや低周波リニアなどが必要となり
対象者によって選択がむずかしいです。
夢は一本のプローブですべカバーできることと一部実現されているコードレス化
という所です。
最後までお読みいただきありがとうございました。