この地域で開業し早17年目となりました。
多くの方々に支えられ今日があると思います。
今回進歩する医療、そして当院の取り組みをご紹介したくホームページを立ち上げました。今後医療のみならず色々発信したいと思いますのでよろしくお願いします。
第1回目の今日はエコーガイド下筋膜リリースについてよく聞かれることを少し説明します。簡単に言いますとエコーで針先、目的臓器を見ながらピンポイントで注射することです。中には短時間で劇的に改善する方も多数いらっしゃいます。
使用薬剤は一般に使われている局所麻酔剤、関節周囲にヒアルロン酸、トリガーポイント用の麻酔剤などどこの施設でも使っているものがほとんどです。
場合により滑膜炎の高度の方や炎症の強い方は少量のステロイド剤が必要なことがあります。この時もピンポイントで注射しますので薬量は圧倒的に少なく済みます。
著名な改善を得た患者さんが何の薬?ってよく聞かれますが薬は関係ありません。いかに正確に注射するかです。そのためにエコーを使います。
もう一つの目的は正確に注射した時の患者さんの改善度を短時間で把握することにより痛みの原因がわかることが多いという事です。例えば肩の滑液包に注射したときそこが原因ならば数分で疼痛が改善することが分かります。
(個人差があり重症の方は毎週繰り返し注射することもあります。)
原因がわかったらその元となった原因に対して並行して運動療法、生活習慣改善を御相談の上説明します。当院ではすべて保険医療の範囲で行っております。
エコーガイド下注射(筋膜リリース)
利点
1:ピンポイントで注射するので効果が高い
2:血管神経も見えるので安全に施行出来る
3:注射後疼痛の改善の確認により診断の助けになる
欠点
1:少々時間がかかる
今後の問題点
疼痛の発生源を細かく診断するのに通常以上の時間が必要です。また個人差もありますので何回か通院する必要のある方もいます。
まだまだすべてを完全にはできませんが一歩でも早く診断治療に役立つよう
頑張りたいと思います。
今までの治療と違うのではなくプラスアルファの治療を提供したいと思っております。
少しずつ色々な痛みについて発信していくつもりです。