愛知県岡崎市 整形外科,リウマチ科,エコーガイド下筋膜リリース,筋膜性疼痛症候群(MPS), トリガーポイント

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院長のブログ(2020年09月)

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2020年09月30日(水)
2020年09月19日(土)

足底腱膜炎は以前もご報告しましたが最近当院に受診される方も増え

もう一度説明いたします。

足底腱膜炎は足の裏にある踵と足の指の付け根まで伸びる足底腱膜が

炎症を起こし痛みを起こす病気です。足底腱膜はアーチ状になっている

足の土踏まずを支える重要な役割があります。そして足への衝撃を和らげる

クッションとしても働いています。

ここが硬くなるとうまく伸び縮みできないので腱の付着部や腱事態に

傷がつき炎症を起こしてきます。

痛みの場所は下図の1番が多いですが2番や3番もあります。

原因は強い衝撃を繰り返すスポーツ、硬い地面に衝撃吸収性の悪い

靴で長時間立っている、足のアーチが崩れている、ふくらはぎや

アキレス腱が硬い人、新しい靴に履き替えたなど多くの原因が

考えられます。

診断は症状や圧痛点の他レントゲン、超音波、MRIなどがあります。

下は正常の足底腱膜のエコー画像

足底腱膜は2~3mmです。特に左右差を見ることが重要です。

下図は強い痛みを訴える方の足底腱膜です。

このようにエコーで明瞭にわかることもありますが軽症の方ははっきりしないことも

多いようです。

治療

保存療法が一般的です。まずは固くなった足底腱膜、ふくらはぎのストレッチ

フィットしたインソール、靴の選択、お薬などが多いです。

それでも治らないときは一部の施設では衝撃波治療もありますが当院では

行っておりません。

特に痛みの強い方にはレスキューとして少量のステロイド注射の治療

もあります。確実に腱膜上あるいは腱膜下に注入するため当院では

エコーガイド下に行っています。

注射においてはなるべく脂肪織に注入しない、基本的に繰り返して行わないなどが

重要と思われます。

注射後はしばらく疼痛が改善することが多くその間に十分なストレッチ、靴の選択

生活の見直しなど行い再発を防ぐことがとても重要ですね。

最後までお読みくださいましてありがとうございました。

腰痛は多くの方が経験し実際に腰痛を主訴に来院される方は非常に多い

ですね。この中で仙腸関節障害は最近は一般にもご存じの方が増えました。

中腰での作業の繰り返しで発症することも多い。急性腰痛においても

中腰で物を持ち上げた時発症することが多いようです。

その他の腰痛も脊柱管狭窄症や梨状筋症候群、中殿筋症候群、

上殿皮神経障害、そして仙腸関節との関連性が高い中殿皮障害

後仙骨孔障害などもあり極めて多様であります。

多くの整形外科、ペインクリニックで頻用される仙骨硬膜外ブロックも

治療の一環として一定の効果が見られます。

最近はエコーガイド下にも行われています。

後仙骨孔ブロックもエコー下が望ましいと思います。

その他後仙腸靭帯、多裂筋、中殿皮神経などが治療ターゲットとなりますが

まず診断が重要です。極めて難しい方もいらっしゃいますが腰殿部痛で

お困りの方気軽にご相談ください。診断まで複数回の診断的治療が必要と

なることもありご了承ください。