足の裏が痛い。特に休んでからの第一歩目が特に痛い
しかし歩いていると徐々に痛みが緩和される。
このような症状の病気の一つに表題の足底腱膜炎があります。
似たような症状をきたす足根管症候群、腱膜自体の断裂、joggers foot、
足底腱膜とほとんど区別が困難な偽痛風などがあり注意が必要です。
原因は様々です。足底筋や下腿後面の筋肉の柔軟性低下が関与しているとも
言われます。
そのため治療もストレッチ、インソール、足底筋の筋トレ、そして最近は
衝撃波治療も一部で保険適応になっています。またまれに手術という選択もあり
小切開にて行っている病院もあります。
まずエコーにて詳細な観察。健側と比較して厚さはどうか?ドプラーにて
反応するか?、石灰がないか?繊維腫はないか?などは基本です。
当院では難治性で症状の強い人には筋膜リリース(腓腹筋内側頭/ヒラメ筋)
そして特に症状の強い方に(足底腱膜が腫脹している)エコーガイド下に
薬液を注射します。
ここで注意すべきは踵の脂肪体には絶対に注射しないことです。
なぜなら脂肪組織の萎縮が起こる可能性があるためです。
当院ではエコーガイドにてピンポイントで少量の薬剤を注入しております。
以下はエコー画像です。
これも一つの治療法です。すべてに十分な効果がある治療法はございませんが
お一人お一人に適切な方法を提案したいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。