愛知県岡崎市 整形外科,リウマチ科,エコーガイド下筋膜リリース,筋膜性疼痛症候群(MPS), トリガーポイント

 愛知県岡崎市 整形外科,リウマチ科,エコーガイド下筋膜リリース ませぎ整形外科

院長のブログ(カテゴリ:雑感)

2016年05月29日(日)
2016年05月11日(水)

今年もいよいよ残りわずかとなりました。エコーを使うようになり

医療に携わる者として知らなければならないもの、

知っていたほうがいいものがこんなに多いとはと驚きます。

筋肉、血管、神経、靭帯などの立体的構造を探ると

甲状腺、腹部臓器、心臓、肺なども同時に目に飛び込んでくることが

多いですね。そして見えるものは何かとても興味があります。

これがまた勉強意欲をわきたてくれます。勉強というより趣味かも?

ということで実は休日でもとても忙しいです。

しかし今日は今ちょっと話題のファンタスティックビーストを

鑑賞してきました。

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1920年代のニョーヨーク風景の現実感、すごい動物たちの

映像技術に舌を巻きます。まさにファンタスティック!

そしてエンディングの少し前に出てくるティナ役

キャサリン ウォーターストーンの笑顔が何といっても素晴らしいです。

ご鑑賞された皆さんはどう思われますか?

またエネルギーをためて頑張りますのでよろしくお願いします。

 

 

医療の進歩は目覚ましいものがあります。背骨や関節、筋肉、神経など運動や姿勢を維持する臓器を診る科は整形外科とされてきました。

最近総合診療科の先生も多くの患者さんが訴えるこれらの疾患にも造詣が深い先生が増えました。

また普及の目覚ましいエコー装置が後押しいています。

MPSとは何ぞやであった時代があっという間に過ぎ去りました。

非特異的腰痛、肩こり、ひざ痛をはじめ多くの疼痛性疾患が今まで画像上問題なしとされてきたもの、そして今までうまく治らなかった疾患も系統立てて考えられるようになってきたのです。

これは衝撃的ではないでしょうか?

整形内科1

整形内科2

このような書籍もとても人気です。

アプローチが今までのレントゲン、MRI、身体所見の方法の上に十分な運動力学の知識、筋膜、筋肉の相互作用の点、エコーを使った診断、治療など

とにかく目が点です。

もちろん今までの整形外科学を基本とし、

新たにエコーを使いこなして初めて解決できる今までよくわからなかった多くの病気に対応する時代がやってきました。

ただ医師の技量、経験、知識にはばらつきが大きく一朝一夕に使えるものではないです。皆様の期待に沿えるよう頑張りたいです。

豊富な情報を与えてくれるエコー、そして患者様に感謝です。

 

この地域で開業し早17年目となりました。

多くの方々に支えられ今日があると思います。

今回進歩する医療、そして当院の取り組みをご紹介したくホームページを立ち上げました。今後医療のみならず色々発信したいと思いますのでよろしくお願いします。

第1回目の今日はエコーガイド下筋膜リリースについてよく聞かれることを少し説明します。簡単に言いますとエコーで針先、目的臓器を見ながらピンポイントで注射することです。中には短時間で劇的に改善する方も多数いらっしゃいます。

使用薬剤は一般に使われている局所麻酔剤、関節周囲にヒアルロン酸、トリガーポイント用の麻酔剤などどこの施設でも使っているものがほとんどです。

場合により滑膜炎の高度の方や炎症の強い方は少量のステロイド剤が必要なことがあります。この時もピンポイントで注射しますので薬量は圧倒的に少なく済みます。

著名な改善を得た患者さんが何の薬?ってよく聞かれますが薬は関係ありません。いかに正確に注射するかです。そのためにエコーを使います。

もう一つの目的は正確に注射した時の患者さんの改善度を短時間で把握することにより痛みの原因がわかることが多いという事です。例えば肩の滑液包に注射したときそこが原因ならば数分で疼痛が改善することが分かります。

(個人差があり重症の方は毎週繰り返し注射することもあります。)

原因がわかったらその元となった原因に対して並行して運動療法、生活習慣改善を御相談の上説明します。当院ではすべて保険医療の範囲で行っております。

エコーガイド下注射(筋膜リリース)

利点

1:ピンポイントで注射するので効果が高い

2:血管神経も見えるので安全に施行出来る

3:注射後疼痛の改善の確認により診断の助けになる

欠点

1:少々時間がかかる

今後の問題点

疼痛の発生源を細かく診断するのに通常以上の時間が必要です。また個人差もありますので何回か通院する必要のある方もいます。

まだまだすべてを完全にはできませんが一歩でも早く診断治療に役立つよう

頑張りたいと思います。

今までの治療と違うのではなくプラスアルファの治療を提供したいと思っております。

少しずつ色々な痛みについて発信していくつもりです。