肩こりは全身性疾患の一つの症状ともいわれます
見逃してはならない内臓疾患もあり注意も必要です。
心筋梗塞、肺炎、胆嚢炎などいろいろあります
しかし何といっても慢性の肩こりは筋、筋膜、骨格、靭帯などが
疼痛の発生源となっています。
こんな特集もありました。
この中に興味深い研究もあります。超音波エラストグラフィー
を使って筋肉の硬さを見るものでした。実際に超音波診断装置の
エラストグラフィーの機能を使うと組織の硬さがわかります
ただ慣れが必要で一定の結果が得られるのに少々苦労します。
上の写真は右側のエラストにて僧帽筋が青く写っています。これは固いという
意味です。そして筋膜に注射した後の写真が下の写真です
僧帽筋が青から緑そして赤の部分が増えたのがわかります。
筋肉が柔らかくなったのです。
ただ筋膜リリースの方法は注射の他運動やストレッチそして
小道具を使ったマッサージもとても有効です。
これは小さくて何でもないように見えますが
結構優れものです。当院でも使わせてもらっています。
将来は筋肉のしこりをエコーにて的確に診断しそれに基づいた
治療ができるようになるのではないでしょうか?
ひとえに肩こりといっても色々です。今後の研究も必要ですが
少しでも正しい診断を皆様に提示したいと思っております。
上は当院で使っている日立 アリエッタ60
下はサブで使っている日立 アビアス ハイビジョンです
またエラストグラフィーは肩こりのみでなく軟部腫瘍の性質、
肉離れの治癒過程など豊富な情報が得られるのがいいです。