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2018年09月24日(月)
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2018年09月13日(木)

膝の痛みは非常に多い症状ですね。

その中でしゃがんだり特に立ち上がりの時膝が痛い

と訴える方も多いです。膝前方や後方に痛みが出ます。

本日は後方やや外側の痛みについてのご報告です。

最近は優秀な理学療法士がいろいろ教えてくれます。

今回取り上げるのは大腿二頭筋の痛みです。

立ち上がりの痛みはこのあたりです。

注意すべきは腓骨神経の滑走性障害もこのあたりです。

その他にも膝窩筋障害、外側半月板障害も鑑別が必要です。

これには注意深い診察とエコー所見が役立ちます。

肥厚し厚くなった靭帯が見えます。その下に見える大腿二頭筋は

炎症を起こしドプラーで反応が見えます。

正常側は靭帯が細いです。

別方向で見ると

靭帯の周りに水が溜まってます。下の正常側では

水は溜まっていません。

正常でも滑膜があり水腫が認められることもありますが

左右差が決め手です。そして臨床所見が一致すれば確定。

残念ながら関節内のヒアルロン酸注射は効果なし。

このように膝の痛みは関節内の軟骨がすり減ってるんだよと簡単に

言われますが全く違うことがエコーを使えばわかることも多いです。

治療は適切な理学療法、疼痛高度の場合ピンポイント注射、

大腿二頭筋のエコーガイド下リリースなどが効果を上げます。

しかし時には筋断裂を伴っていることもあり正確な診断が求められます。

膝痛にも一般的によく知られていない病態が多々あります。

注意深い診察とエコーの活用は欠かせないのではないでしょうか?

強い痛みにはリリースも必要です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

以前もご紹介しましたが、肩が突然痛みのため動かすこともできない

よく知られた病気があります。石灰腱炎ともいわれます。

あまり珍しくはありません。

診察室に入ってくる姿でわかることも多いですね。

肩を抑えて苦痛の表情がみてとれます。

レントゲンですぐにわかることも多いです。

このようにどか~んと石灰がある場合もあります。

エコーでは

強い炎症もしばしば伴います

しかし新しいものは注射針で吸引することも可能です。

局所麻酔をしてから針を石灰に刺入し、これを吸引することが

痛みをとる最善の方法でしょう。

新しい石灰は柔らかい!

ある偉大な先生がこの吸引の画像を池で泳ぐ鯉が口をパクパクさせた

姿に似ていることから鯉の口と表現されています。

なるほどと思わせます。

強い痛みは素早く除去!(可能な限りですが)

痛みでお困りの方ご相談ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

9月12日名古屋のセンチュリーホールで山下達郎さんの

コンサートが開催され久しぶりに行ってまいりました。

山下さんは音楽活動40年以上と長くほとんどが一線で

活躍してこられました。今年は49回のステージで今回が

29回目だそうです。3時間余りのステージを一切休憩なしで

ぶっ続けです。とてもタフで若いころと声質も変わりません。

見事ですね。

映画未来のミライのオープニング、昨年の話題作西田敏行主演の

ナミヤ雑貨店の軌跡での主題歌reborn(不思議と西田さんはどんな役柄も

ナレーターも完璧にこなしてしまう)、そして世界的ヒット曲

Oh pretty woman 、もちろんride on timeなど名曲が一寸の

休みもなく次々と披露され圧巻のステージでした。

毎年彼のコンサートを楽しみにしている方が多いのもうなずけます。

あっという間の3時間でした。

素晴らしい音楽で大きな元気をいただきました。

ありがとうございました。

また来年行きたいですね。

 

 

骨折や靭帯断裂は身体所見に加えレントゲン、CT、MRIなどで

診断されています。しかしすぐにCT、MRIというわけにもいきません。

コストや時間の問題の他CTには被爆の問題もあります。

そこでちょっとエコーですね。ポンと当てればすぐにわかることも多いです。

足を捻った患者さんです。

じっと見てもよくわかりませんしかしエコーを当てると

あまり認識されてこなかった中足立方靭帯の断裂でした。

次も足を捻った患者さんです。

痛いところが接線でうつるように工夫してレントゲンを撮りました。

しかしわかりませんね。エコーでは

立方骨裂離骨折でした。

そのほかにもいろいろあります。

大腿骨頸部骨折でもレントゲンでわかりにくい方も見えます。

しかしエコーでは骨頭の上に血腫が見えます。確信が持てますね。

そのほかにもいろいろな活用方法があります。

身体所見で想像出来たらまずエコーその次にレントゲン、そしてMRI、CT

と考えるようになってきました。

何よりも手軽で被爆の心配もなく何度でも繰り返し観察できるので

医師にも患者さんにも安心できます。

可能な限りの活用を心がけてまいります。

最後までお読みいただきありがとうございました。