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院長のブログ(2020年03月)

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2020年03月14日(土)
2020年03月07日(土)

坐骨神経痛の原因は多岐にわたります。

代表的な椎間板ヘルニアや比較的有名な梨状筋症候群そして坐骨神経の走行に

多くの障害となりうる場所がその原因となりえます。

本日はこの中で梨状筋症候群についてのお話です。

定型的にはお尻にある梨状筋が坐骨神経を圧迫し殿部のみならず

大腿後面から下腿にかけての痛み、しびれなどが出てきます。

長時間の坐位や自転車に乗ったりすると発生しやすいともいわれます。

ご覧の通り坐骨神経は梨状筋の下をかいくぐり殿筋の中を曲がりくねって

走行しています。いかにも障害が起こりやすい場所です。

殿部の痛みは大殿筋/梨状筋の癒着や滑走性の低下も関係ありそうです。

そして梨状筋の下を走る坐骨神経も障害されることがあります。

しびれは椎間板ヘルニアと異なり殿部から大腿後面が強く足先にはあまりない

ことが多いようです。しかし下肢挙上テストではヘルニアと区別がつかないことも

まれではありません。レントゲン、MRIのみでは診断困難な時もあり詳細な理学所見

も重視します。

超音波ガイド下梨状筋ブロック、坐骨神経ブロックが診断そして治療に有効なことも

あります。

以下超音波画像

大殿筋/梨状筋 梨状筋内 梨状筋/坐骨神経のリリースです。

数多くの坐骨神経痛の診断、そして治療の一助となる重要な手技と思われます。

ヘルニアでもないけれど長期間の殿部痛、坐骨神経痛に悩まれる方は

お気軽にご相談ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

テニス肘は多くの方が聞き覚えのある病気です。

成人人口の1~3%が大なり小なりこの痛みに悩まされているとの

報告もあります。

このあたりが痛いところです。物を持ち上げたり、タオルを絞ったりふたを開けたり

このような動作で痛みが誘発されます。必ずしもテニスをする人だけの病気ではありません

この部位には手首や指を反らす筋肉が集中しています。

使い過ぎや、筋肉の硬い人がかかりやすいともいわれています。

治療法は保存療法と手術療法の2種類があります。

保存療法についてお話します。

大事なことは指、手首に強い負担をかけ過ぎないこと。そして主に前腕部の筋肉の

柔軟性を獲得するため適切なストレッチを行うこと。前腕のマッサージが有効なこともあります。

どうしても痛む人は専用のサポーターも効果があるようです。

強い痛みで生活に支障のある方には局所注射の選択もありますが、再発もあり得ますので

十分なストレッチなどを行っても効果の無い方限定で注射を行っています。

エコーで詳細に観察しますと慢性で痛みの強い方は腱に部分断裂や炎症を認めることも

よくあります。

下の方は部分断裂で腱の中に水腫を認めます。

次の方はかなりひどい断裂を認めました。

断裂した腱がとぐろを巻いたように見えます。

「レスキュー」として注射することもあります。

 

強い痛みはかなり治まりますがいずれにせよ痛んだ腱は正常にはなりません。

しっかりと前腕の筋肉のケアを行いましょう。

当院では注射は少なくとも1月以上の間隔で計3回までを基本としております

それでも痛みのある方は基幹病院での手術も選択肢です。

お困りの方は気軽にご相談ください。

最近PRP(多血小板血漿)注射の効果が検討されているようです。

最後までお読みくださいましてありがとうございました。