肩の痛みは頻度も多く十把ひとからげにはかたずけられません。
激しい痛みで眠れない人から少し可動域が障害され手が上に届きにくい程度の方
そして今回お話しするのは可動域制限はそれほどでもないが着替える時痛みで
支障がある。そして悪いほうを下にして寝るとじんじんするなどの症状の方です。
以前にもお話した棘下筋の障害が考えられます。
肩の後ろのほうに圧痛があることが多いです。
肩甲骨の背側から出てくる大きな筋肉です。
痛むポイントは肩の前方にも及ぶこともありますが今回は後方(背中側)です。
その中でも肩甲骨/上腕骨の関節面ともう一つ肩甲骨やや外側にも圧痛があることが
あります。
エコーで観察しますと下図のようになります。
疼痛の解除にリリースが有効なことが多いですが関節面のみならず肩甲骨面にもリリースすると
より有効かと思われます。
今回は棘上筋/肩甲骨 そして三角筋/棘上筋間もリリースを行い好結果を
得ることができました。しかし効果において個人差も大きいことも申し添えます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。