愛知県岡崎市 整形外科,リウマチ科,エコーガイド下筋膜リリース,筋膜性疼痛症候群(MPS), トリガーポイント

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院長のブログ(2021年03月)

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2021年03月13日(土)
2021年03月03日(水)

外側大腿皮神経痛とも呼ばれています。そんなに多くはありませんが

太ももの外側前方のしびれや痛みを出してくる病気です。

痛みやしびれは太ももの外側から膝蓋骨の上あたりまで広がることもあります。

内側を走行する大腿神経、外側を走行する腸骨下腹神経の障害は鑑別を要します。

立位の持続で症状が出たりコルセットの長時間装着で症状が出る方もいます。

神経は靭帯、筋肉に複雑に囲まれています。これらの筋肉が硬くなったり膨隆したりしても

症状は出てきます。

股関節の内転筋の硬さ、骨盤の傾きの異常など様々な原因が考えられます。

これらの原因を是正しても症状が持続する場合エコー下ハイドロリリースが有効な場合も

あります。

下面の大腿筋膜張筋と上面の鼠径靭帯に挟まれ癒着した症例

筋肉、靭帯に埋没してエコーでも見つけるのが難しいこともありますが

頑張って探せば必ずあります。

分かりにくい外側大腿皮神経 リリース前

リリース後ははっきり見えます

大腿筋膜張筋と縫工筋の間で神経周囲ののファシアの重積像

リリースすると神経が浮かび上がります。

原因となる筋 骨格の異常 生活習慣の是正はとても重要ですが症状を素早く取るため

当院ではこのようなハイドロリリースを実践しております。

お困りの方はお気軽にご相談ください。

最後までお読みくださいましてありがとうございました。

膝痛はかなり複雑です。骨や半月板、靭帯、神経 筋肉、腱など様々な組織が

関与しています。

時には腰や鼠径部などの病変の関連痛のこともありますね。

身体所見を中心に見当をつけレントゲン エコー所見、場合によってはMRIやCTも

診断に必要なこともあります。

この部分は内側ハムストリング(半膜様筋、半腱様筋)が走行しており薄筋や縫工筋も

鵞足の構成要素として伴奏しています。脛骨の周りを滑走するため摩擦が起きやすく

局所に水がたまった状態(滑液包炎)になりやすとされます。

もちろん関節内のヒアルロン酸注射は無効です。

エコー所見では滑液包炎が見えることもあります。

脛骨と腱の間のみならず半膜様筋と他の鵞足との間にも炎症が起こりやすいです。

滑液包炎を起こした方のエコー所見です。

次は滑液包炎はありませんが同部位の疼痛がある方のエコー所見です。

同部位のリリースが極めて有効なことがあります。ただ炎症の強い方は少量のステロイド剤も

必要となることが多いようです。

滑液包炎に対する治療

滑走性改善のための治療

これらの治療に追加し原因となっている筋力の低下、柔軟性の低下がある方は

相応の運動療法が必要となります。

最後までお読みくださいましてありがとうございました。