超音波診断装置は普及しかなり一般的になりました。
当院においてもアナログの旧式エコーからデジタルハイビジョン
AVIUSに変更したときは目が点になるほど解像度が上がり
ドップラーの優れた機能に驚かされたものです。
5~6年前は名機とし人気を博していたようです。
こんな感じで使いやすいサイズです。
昨年日立アロカから発売されたarietta 850は
全域フォーカスをうたい文句に数々の血流信号、エラストグラフィー
などもarietta60からかなり進歩しました。
こんな感じでやや大きいです。思い切って導入してみました。
全域フォーカスの触れ込みを少し画像で確認してみます。
プローブはほぼ同じもの18MHzのリニア探触子です。
先端部分は同じです。
前腕近位長掌筋筋腹レベルです。
aviusの画像
表層はよく見えますが2cm前後からかなりぼやけています。
arietta850の画像
正中神経のやや深部までよく見えます。
プローブが同じでも結構違いますね。
eFocusingというそうです。
もう一つ血流信号が従来のカラードプラー、パワードプラー、
e flowの他に4つ目のDFIというものがありました。
これを少し炎症を起こした上腕二頭筋腱に当てますと
まず通常のパワードプラー
次にDFI
横靭帯から腱、滑膜の血流信号がありました。
リウマチなどの滑膜炎の状態もおそらく細かく
把握できるでしょう。
少しでもきれいに見たいという人にはお勧めかもしれません。
私にできる可能な範囲で正確な病変部の描出を目指したいです。
今後ともよろしくお願いします。