膝の周囲は色々な腫瘤ができます
代表的なものは膝窩嚢胞(ベーカー嚢腫ですね)
内容物が液体でも緊満状態になると硬く触れます.
かなり頻度が多いのでまずは膝窩部腫瘤はベーカー嚢腫を考え
穿刺廃液しますと普通は黄色関節液に類似した液が出てきます。
所がまれには似たような所見で触診では鑑別困難な腫瘤もあります。
代表例が巨大な神経鞘腫です
これも3cm近い腫瘤ですがエコーでは充実性で血流も認められます。
パット見ベーカー嚢腫でも針を刺してはいけません。
必ず穿刺の前はエコーは必要です。
かなり大きな腫瘍でしたが麻痺はほとんどありませんので
エコー検査の前まではベーカー嚢腫と思っておりました。
どっきりしますね。
腫瘤にエコー検査は必須の時代です。