コロナもじわじわ増えてきて注意が必要です。
冬でも換気が重要なことは言うまでもありません。
当院でもダイソンホット&クールへパフィルター付き空気清浄機を
いろいろな場所に設置することにしました。ウィルス除去機能のある
へパフィルターはこの時期重要ですね。
さて朝方指が曲げにくい、そして伸ばす時ぽきっと音がする。また手のひらに痛いところがある。
このような症状が腱鞘炎の特徴です。さて腱鞘炎の重症度はどのように判定するのでしょうか?
炎症はドプラー反応で診ますが硬さを見るエラストグラフィーが意外にも重宝します。
軽症腱鞘炎
次は重症腱鞘炎
重症は腱事態が青く(硬い)そしてその上を覆っている腱鞘は広範囲に赤い(柔らかく厚い)
軽症はその逆ですね。一般に軽症腱鞘炎には通常の注射で十分効果があることが多いですが
重症の場合はエコー下に直接腱鞘内への注射でないと効果が少ないことがあります。
それでも効果がないときは手術が必要と考えます。
下は重症例で1回目の注射が効果がなかったためエコー下に注射した時のエコー画像です。
腱が一部黒く見えるのはエコーに特徴的な異方性のためで問題ありません。
ちなみにこれは万能な治療ではありません。あくまでもやや重症の方が手術治療に
至る前に行う方法であることも申し添えます。
最後までお読みくださいましてありがとうございました。