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院長のブログ(2016年08月)

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2016年08月07日(日)

baneyubi

よく耳にする腱鞘炎についてちょっと考えてみました。

指や手首によく見られる腱鞘炎は使いすぎって言われることも多いですが

実際は特に女性においてホルモンバランスが崩れる出産後や更年期に頻発します。

実はこれらの方は手根管症候群も併発しやすいようです。

腱滑膜

腱鞘にも手根管にも滑膜が存在しこれが腫脹するといわゆる腱鞘炎に、また

手根管症候群になりやすいわけです。

原因は似たようなものではないでしょうか?

治療はどうでしょうか?過去より使いすぎに気を付ける、テーピングや

サポーターなどがありますが少し悪化するとなかなか治りませんね。

そこで整形外科では難治性の方には少量ステロイドの注射、手術などが行われます。

でもどちらもちょっとしたコツがいると思っております。

まず注射では腱鞘内に薬が入らなくてもそこそこ効きますがやはり

しっかり腱鞘内に入れた方がいいです。エコーガイド下にも行いますが

コツがわかればエコーなしでもほぼうまく入ってることが注射後のエコー

の観察でわかりました。麻酔薬を混ぜて1CC弱ですがなんと腱に沿って

手根管内にまで拡散してる方もいました。偶然ではありますが手根管症候群の改善と腱鞘炎の改善が一回の注射にて得られた方もいらっしゃいます。

腱鞘炎1

腱鞘炎2

上のエコー画像のように腱の周りに薬液が注入されたことが分かりますね。

利点は薬液が少量で十分な効果があること、そして腱への針刺入が避けられることですね。

当院では一般に推奨されているように注射は6週間以上開けて3回までとしています。

これも大切な腱を守るためです。(特殊例除く)

次にどうしても治らない人は手術もあります。下の写真は湯本先生の考案されたガイドナイフです。小切開(5~6mm)で十分腱鞘が観察できますので

傷が小さく済みます。

ただごく一部の方は十分な改善が得られず他の治療も必要なことがございます。

 

 

湯本

腱鞘炎でお困りの方お気軽にご相談ください