下腿の疼痛は様々な原因があります 比較的多いのは椎間板ヘルニアなどの腰椎由来 、殿部坐骨神経、血行障害による末梢動脈疾患、そして
今回ご紹介する末梢神経性のものなどです。
腰椎や血流の検査にても大きな異常の無い方の中には末梢神経である浅腓骨神経障害の方が時々みえます。
疼痛部位は比較的特徴的です。
下腿外側くるぶしより10~15cm上に圧痛そして疼痛の中心があります
この部位には長趾伸筋筋膜下から表層に出てくる場所でこの部位にて神経狭窄や神経癒着が起きやすいようですね。
エコー画像で確認してみます
次にエコープローブを上下に動かし神経が筋膜上に出てくるところを確認します
この部分に圧痛が明らかな場合はハイドロダイセクションを行うと疼痛が軽減することも多いですね
ただし疼痛がもっと上のほうにある方も見えます
このような方は浅腓骨神経が長趾伸筋/長腓骨筋の筋間での癒着圧迫もありますので
この部位のハイドロリリースも必要になることがあります。
まずは発痛源は多いので正確な診断そしてピンポイントの治療が功を奏することもありますので
下腿外側部痛でお困りの方はお気軽にご相談ください
もうすぐ梅雨そして夏がやってきます
さそり座付近の三列星雲 seestar S50
口径5cmの小さな望遠鏡で撮影してみました。
最後までお読みくださいましてありがとうございました。