愛知県岡崎市 整形外科,リウマチ科,エコーガイド下筋膜リリース,筋膜性疼痛症候群(MPS), トリガーポイント

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院長のブログ

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baneyubi

よく耳にする腱鞘炎についてちょっと考えてみました。

指や手首によく見られる腱鞘炎は使いすぎって言われることも多いですが

実際は特に女性においてホルモンバランスが崩れる出産後や更年期に頻発します。

実はこれらの方は手根管症候群も併発しやすいようです。

腱滑膜

腱鞘にも手根管にも滑膜が存在しこれが腫脹するといわゆる腱鞘炎に、また

手根管症候群になりやすいわけです。

原因は似たようなものではないでしょうか?

治療はどうでしょうか?過去より使いすぎに気を付ける、テーピングや

サポーターなどがありますが少し悪化するとなかなか治りませんね。

そこで整形外科では難治性の方には少量ステロイドの注射、手術などが行われます。

でもどちらもちょっとしたコツがいると思っております。

まず注射では腱鞘内に薬が入らなくてもそこそこ効きますがやはり

しっかり腱鞘内に入れた方がいいです。エコーガイド下にも行いますが

コツがわかればエコーなしでもほぼうまく入ってることが注射後のエコー

の観察でわかりました。麻酔薬を混ぜて1CC弱ですがなんと腱に沿って

手根管内にまで拡散してる方もいました。偶然ではありますが手根管症候群の改善と腱鞘炎の改善が一回の注射にて得られた方もいらっしゃいます。

腱鞘炎1

腱鞘炎2

上のエコー画像のように腱の周りに薬液が注入されたことが分かりますね。

利点は薬液が少量で十分な効果があること、そして腱への針刺入が避けられることですね。

当院では一般に推奨されているように注射は6週間以上開けて3回までとしています。

これも大切な腱を守るためです。(特殊例除く)

次にどうしても治らない人は手術もあります。下の写真は湯本先生の考案されたガイドナイフです。小切開(5~6mm)で十分腱鞘が観察できますので

傷が小さく済みます。

ただごく一部の方は十分な改善が得られず他の治療も必要なことがございます。

 

 

湯本

腱鞘炎でお困りの方お気軽にご相談ください

肩こりは全身性疾患の一つの症状ともいわれます

肩こり

見逃してはならない内臓疾患もあり注意も必要です。

心筋梗塞、肺炎、胆嚢炎などいろいろあります

しかし何といっても慢性の肩こりは筋、筋膜、骨格、靭帯などが

疼痛の発生源となっています。

肩こり雑誌

こんな特集もありました。

この中に興味深い研究もあります。超音波エラストグラフィー

を使って筋肉の硬さを見るものでした。実際に超音波診断装置の

エラストグラフィーの機能を使うと組織の硬さがわかります

ただ慣れが必要で一定の結果が得られるのに少々苦労します。

[20160703]erasto1

上の写真は右側のエラストにて僧帽筋が青く写っています。これは固いという

意味です。そして筋膜に注射した後の写真が下の写真です

[20160703]erasto2

僧帽筋が青から緑そして赤の部分が増えたのがわかります。

筋肉が柔らかくなったのです。

ただ筋膜リリースの方法は注射の他運動やストレッチそして

小道具を使ったマッサージもとても有効です。

DSCN0206

これは小さくて何でもないように見えますが

結構優れものです。当院でも使わせてもらっています。

将来は筋肉のしこりをエコーにて的確に診断しそれに基づいた

治療ができるようになるのではないでしょうか?

ひとえに肩こりといっても色々です。今後の研究も必要ですが

少しでも正しい診断を皆様に提示したいと思っております。

eko-2

上は当院で使っている日立 アリエッタ60

下はサブで使っている日立 アビアス ハイビジョンですDSCN0208

またエラストグラフィーは肩こりのみでなく軟部腫瘍の性質、

肉離れの治癒過程など豊富な情報が得られるのがいいです。

 

 

 

成長期によくみられる膝下の痛みを特徴とするいわゆる骨端症といわれる病気の一つです。

日常的によく遭遇します。しかし十分な理解と状態の把握がなければ将来にわたって痛みを残すこともあり正確な診断、病期の把握、経過もしっかりと見なければいけません。病期によって治療が異なることもあり初期診断、経過観察が重要です。

画像診断としてはレントゲン、MRIが重宝しますが超音波診断もかなり有用だと思っております

オスグッド患側2

オスグッド健側2

どうでしょうか?患側はでこぼこした脛骨粗面の骨表面、膝蓋靭帯の肥厚

ドプラーにて豊富な血流が認められます

このように明瞭に靭帯の状態が把握できることも多くいですね。

当院で治療方針を含め経過観察に被爆の心配もなく繰り返し検査可能な

エコー検査を活用しております

 

誰しも一回は足首の捻挫、そうあのグキッとなるのは経験してると思います。

ねんざといっても色々です。靭帯損傷、裂離骨折また腱の損傷、骨軟骨損傷

などいろいろな事が起こっています。注意すべきことは手術、固定の必要なものは早期に見つけること、そして傷んだ骨、靭帯を正確に診断し、程度を見極めることです。

簡単そうで実は結構厄介です。距骨骨軟骨損傷、不安定な脛腓靭帯損傷、踵骨前方突起、腓骨果の裂離骨片など手術や比較的長期の固定が必要なものがあります。レントゲンだけで「はい、骨は大丈夫です」というのは?ですね。

かといって全員にCT,MRIをするのもちょっと?です。

丁寧な触診と所見から損傷部位を想定してストレスレントゲンを含めた機能撮影とエコー検査が簡便で有効です。

以下エコー画像です。

[変更小児ATFL1

変更小児ATFL2

上の写真は子供に多い腓骨の裂離骨折です。骨片の位置が少し動かすと

変わります。グラグラして不安定な骨折です。こういう方は将来ゆるみが残らないように厳重な固定などの治療が必要です。

変更]断裂1ATFL

変更]断裂2ATFL

上の写真は大人の前距腓靭帯完全断裂の方です。この方も不安定です。

このようにエコーで観察すると結構詳細な所見が得られます。

無侵襲ですぐできる検査ですのでお勧めです。これらで不十分な時には

MRI,CTなどが必要になることもあります。

とにかくただの捻挫と思わず医師にご相談ください。

放置すると重大な後遺症をもたらす「ねんざ」もあります。

エコーの有用性がここでも発揮できるのです。

 

内科、外科を問わずしびれを訴えられる患者さんは大勢いらっしゃいます。

しびれた感じがするだけの人から感覚鈍麻、運動障害をきたした人まで

実に様々です。

原因も腫瘍、膠原病、脳、脊髄障害もあれば頻度の高い末梢神経の病気など

かなり多いです。

本日は頻度の高い手根管症候群についてのお話しをします。

手根管1

これは女性特に妊娠出産期、更年期によく見られます。

人差し、指中指から始まることが多く徐々に親指や薬指にまで

広がっていきます重症になると手の親指の付け根に筋肉の萎縮を

認めることもあります。

夜間、早朝やよく使った後の症状悪化そして特徴的な麻痺の領域が

あれば推定は簡単です。

神経伝達速度による検査も有用です。

ところがここでもエコーが活躍できるのです。麻痺の原因の正中神経は

腋から手首までほとんどの領域で観察可能なのです。

以下がエコー画像です。

正中神経3

正常像です。ぶつぶつしたブドウの房状のものが

神経です

手根管 腫大

神経はやや腫大しその下にある腱周囲が黒く腫れています

 

[20160606]正中 長軸

 

 

慣れれば簡単です。

エコーで観察し神経の圧迫がないかまた神経の腫瘍がないかも

わかることが多いです。

治療は安静固定、注射、手術などです。重症の方は手術がいいでしょう。

しかし軽度の方は夜間の固定や注射(これもエコーガイド下がおすすめ)にて

症状の緩和が得られることが多いです。

まずは正確な診断が重要ですのでしびれで困ってる方はお気軽に

いらしてください。

 

医療の進歩は目覚ましいものがあります。背骨や関節、筋肉、神経など運動や姿勢を維持する臓器を診る科は整形外科とされてきました。

最近総合診療科の先生も多くの患者さんが訴えるこれらの疾患にも造詣が深い先生が増えました。

また普及の目覚ましいエコー装置が後押しいています。

MPSとは何ぞやであった時代があっという間に過ぎ去りました。

非特異的腰痛、肩こり、ひざ痛をはじめ多くの疼痛性疾患が今まで画像上問題なしとされてきたもの、そして今までうまく治らなかった疾患も系統立てて考えられるようになってきたのです。

これは衝撃的ではないでしょうか?

整形内科1

整形内科2

このような書籍もとても人気です。

アプローチが今までのレントゲン、MRI、身体所見の方法の上に十分な運動力学の知識、筋膜、筋肉の相互作用の点、エコーを使った診断、治療など

とにかく目が点です。

もちろん今までの整形外科学を基本とし、

新たにエコーを使いこなして初めて解決できる今までよくわからなかった多くの病気に対応する時代がやってきました。

ただ医師の技量、経験、知識にはばらつきが大きく一朝一夕に使えるものではないです。皆様の期待に沿えるよう頑張りたいです。

豊富な情報を与えてくれるエコー、そして患者様に感謝です。

 

腰痛

腰痛 それは多くの人が生涯において一度は経験するものでしょう。

その中にもいろいろな病気が潜んでいます。

まずは骨折、感染症、癌など大至急で見つけるべきもの

そして椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症など神経所見、画像所見から

推定できるもの。

そして最後は腰痛の約85%を占めるともいわれる非特異的腰痛症があります。

いわゆるぎっくり腰もこのタイプが多く痛みが軽い方はお薬、コルセット、そして安静につては必要最低限が推奨されています。

しかし急激で強い痛みから解放されたいというのは誰しもが望むことですね。

私たちはこういう症状に対してもMPS 要するに筋筋膜の異常も一つの原因として考えています。

激しい疼痛を緩和するためにトリガーポイント注射(エコーガイド下も必要に応じ)行っています。また必要に応じ硬膜外ブロック注射、椎間関節注射も組み合わせなるべく短期間での回復を目指しております。

効果には個人差もございますが即効性のある方も大勢いらっしゃいます。苦痛に何日も耐える必要は少なくなっってきました。

私たちの考えている非特異的腰痛症とは疼痛発生部位は多種多様ではありますが系統立てて診察しますと疼痛の発生部位はおおよそ見当が付きます。

確実性を上げるためにも細かい触診が必要になりますのでよろしくお願いします。

また慢性化した場合は適切な運動療法や生活習慣の見直しが必要なことは当然ですね。

いつの時代も年を重ねれば膝は痛くなるものだといわれます

軟骨がすり減ってるからだとかよく聞く言葉ですね。

膝OA

実際ひざ痛の方は多いです。その中には腫れを伴ったかなり強い痛みや関節にたくさんの水がたまった人もいれば押さえても痛い場所がはっきりしない方もいます。

同じ原因でしょうか?

注意しなければならないものには大腿骨顆部壊死、脆弱性骨折、断裂半月板の挟み込みなどがありこれらはできるだけ早期に見つけること。

そして変形性関節症と言われる多くの人がその他に含まれます。

このなかで重症の変形をきたした方は手術療法も選択されますが実は多くの病気が十把一絡げになっており色々な病気が潜んでおります。

治療の主体は運動療法、体重コントロール、サポーター、お薬などの他にヒアルロン酸の関節内注射が広く行われています。

ヒアルロン酸の注射は安全性が高く簡便な方法です。しかし効果のない方が大勢いらっしゃいます。

通常数回の治療で改善しますが無効な方は何回注射しても改善しないようです。

これらの方の多くがMPSと言われる筋肉や神経、筋膜,靭帯の痛みが原因となっていると考えられます。

そして痛みの元を探ることが重要になります。

私たちが考える痛みの発生部位は10種類を超えます。

お困りの方には発生原因と思われる部位に選択的に麻酔剤など投与し短時間で原因を見つけることができるようになってきました。

まだまだすべてではないですが今までヒアルロン酸の関節注射が効果のなかった方には是非この治療を受けることをお勧めします。

レントゲンでもMRIでもはっきりせずあきらめていた方にも治療方法をご提案したいと思っております。

診断ができて初めて適切な治療法を見つけることができるのです。

最も大切なことは正確な診断です。

変形性膝関節症は一つの原因ではありません。

 

 

この地域で開業し早17年目となりました。

多くの方々に支えられ今日があると思います。

今回進歩する医療、そして当院の取り組みをご紹介したくホームページを立ち上げました。今後医療のみならず色々発信したいと思いますのでよろしくお願いします。

第1回目の今日はエコーガイド下筋膜リリースについてよく聞かれることを少し説明します。簡単に言いますとエコーで針先、目的臓器を見ながらピンポイントで注射することです。中には短時間で劇的に改善する方も多数いらっしゃいます。

使用薬剤は一般に使われている局所麻酔剤、関節周囲にヒアルロン酸、トリガーポイント用の麻酔剤などどこの施設でも使っているものがほとんどです。

場合により滑膜炎の高度の方や炎症の強い方は少量のステロイド剤が必要なことがあります。この時もピンポイントで注射しますので薬量は圧倒的に少なく済みます。

著名な改善を得た患者さんが何の薬?ってよく聞かれますが薬は関係ありません。いかに正確に注射するかです。そのためにエコーを使います。

もう一つの目的は正確に注射した時の患者さんの改善度を短時間で把握することにより痛みの原因がわかることが多いという事です。例えば肩の滑液包に注射したときそこが原因ならば数分で疼痛が改善することが分かります。

(個人差があり重症の方は毎週繰り返し注射することもあります。)

原因がわかったらその元となった原因に対して並行して運動療法、生活習慣改善を御相談の上説明します。当院ではすべて保険医療の範囲で行っております。

エコーガイド下注射(筋膜リリース)

利点

1:ピンポイントで注射するので効果が高い

2:血管神経も見えるので安全に施行出来る

3:注射後疼痛の改善の確認により診断の助けになる

欠点

1:少々時間がかかる

今後の問題点

疼痛の発生源を細かく診断するのに通常以上の時間が必要です。また個人差もありますので何回か通院する必要のある方もいます。

まだまだすべてを完全にはできませんが一歩でも早く診断治療に役立つよう

頑張りたいと思います。

今までの治療と違うのではなくプラスアルファの治療を提供したいと思っております。

少しずつ色々な痛みについて発信していくつもりです。